クロアゲハの雌(天城町浅間、9月)

クロアゲハ ( Spangle )

名称(ヨミ)くろあげは
中分類チョウ目
小分類アゲハチョウ科
形態開張すると10センチを超えるアゲハチョウ。おおむね雌雄とも翅は一見して黒く、雄は後翅の裏側の周辺にのみ赤い班が並び、雌は表裏とも赤い班が並んでいる。雄の後翅の前縁には、白く細い帯がある。日本産では尾状突起があるが、その他の地域産にはないという。
概要【分布】
国内では本州以南、ほか台湾、中郷南部、インドシナ半島北部、チベット、インド北部まで広く分布する。徳之島では、集落などのセンダングサに飛来する姿が見られる。

【生態】
幼虫の食草は柑橘類であり、シークニンやカラスザンショウの葉を食べると思われる。厳冬期以外は成虫が見られる。

【島内の目撃情報】
徳之島では、オキナワカラスアゲハも普通に見られることから、飛ぶ状態では見分けは難しいが、集落やその周辺では本種が多い。調査はしていないが、島内で見られるアゲハチョウ科は、雌が多いように思われる。
観察できる場所食草となる樹木の周辺

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