ケリ夏羽(4月、松原西区の干潟)

ケリ ( Grey-headed lapwing )

名称(ヨミ)けり
中分類チドリ目
小分類チドリ科
形態キジバトの足だけが、3倍くらい長くなったような姿。頭は灰色で、背と翼の上面の前は褐色で、後は白く、さらに黒は黒い。尾羽も白く、先に一筋の黒い帯があって、飛ぶと翼と尾羽の白黒のコントラストがとても目立つ。胸には黒い帯があり、腹は白い。目のまわり、クチバシの根元、足は黄色く、光彩は赤く、部分的には鮮やかな色彩となっている。
生息種類旅鳥
概要【分布】
広くユーラシア大陸東部のやや内陸の亜寒帯の地域、モンゴルや中国の北東部、ロシア東部周辺や、国内でも繁殖し、地域によっては留鳥だったり、東南アジアへ渡って越冬する個体群もある。国内では主に留鳥とされる。徳之島や南西諸島には、稀に渡来する。

【生態】
夏の繁殖期には、縄張りに入った天敵や人を威嚇し、「 ケリッ ケリッ 」と強烈に鳴きながら上空を飛んだり、急降下して接近したりするため、ケリの名がある。一方、渡りの際には鳴かず、しかも警戒するときピタリと静止していることが多く、見つかり難いために記録が少ない可能性がある。干潟や畑で、ミミズやゴカイ、昆虫などを食べる肉食性。

【島内の目撃情報】
町内では浅間や松西の干潟、徳之島町では諸田池で記録がある。
観察できる場所シギやチドリが集まりやすい干潟、池

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