オナガエビネの花(7月中旬)

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オナガエビネ ( A kind of Orchid )

名称(ヨミ)おながえびね
中分類被子植物
小分類ラン科
形態大きな株で花茎を50センチほど伸ばし、その先にある多数のつぼみが下から順ぐりに咲き始める。紫色の花には下の花弁が細長く伸びた距(きょ)があり、オナガの名を冠するようだ。単体の花は1円玉よりも小さい印象ながら、距は2センチを超えて長くなる。葉はラン科らしく、葉脈が縦に数本あり、張りがなくスズランに似た葉を有するが、全長40センチを超えて大きい。本種とそっくりでピンク色の花をつけるリュウキュウエビネは、本種とツルランが自然交雑したものとされている。
概要※環境省の絶滅危惧II類、鹿児島県ではI類に指定されている。

【分布】
中国から東南アジア、オセアニア、インドの亜熱帯~熱帯の地域に分布し、国内では南九州以南に分布するとされる。徳之島でも、局所的に見られる。

【生態】
照葉樹の生える森林の地上に生え、7月になると紫色の鮮やかな花を咲かせる。島内での観察例は少なく、生態は明らかでないが、9月末ごろには落花生くらいの大きさの種子が観察されている。

【島内の目撃情報】
徳之島三町・希少動植物保護条例によって保護されているため、記載しない。なお、条例の制定(平成26年/2014年9月1日)より前に採取し、栽培されている場合は、役場への届け出が必要である。下記の関連URLは、条例に関する情報へのリンクである。
関連URLhttp://yuiamagi.html.xdomain.jp/tourist_map/Redlist/

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