ダイサギソウの花(三京、9月下旬)

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ダイサギソウ ( A kind of Orchid )

名称(ヨミ)だいさぎそう
中分類被子植物
小分類ラン科
形態白い花に由来するためかダイサギの名を冠するものの、径3センチあるサギソウの半分程度しかなく、大きさに関連した和名でないようだ。4枚の翼を広げたような純白の花びらは、あたかも羽ばたいているような心象を抱くほど、動きのあるフォルムである。
概要※環境省の、絶滅危惧IB類 (EN)に指定されている。

【分布】
東南アジアから、国内では関東を含む太平洋沿岸の暖かな地域に広く分布している。徳之島では、限られた林縁で見られる。

【生態】
花は奄美群島では9月下旬に見ごろを迎える。土砂崩れや草刈りされるなどし、新たに土が露出した土地を好む。しかしながら、より繁殖力の強い外来種シロバナセンダングサなどが生えてくると負けてしまうため、定期的に手入れされている集落の畑や道路の脇に生えていることがほとんど。時折、市場に出回るが、栽培したり株を増やすことが難しい。

【島内の目撃情報】
花が咲かないと気づくことがないため、特に保護に熱心な集落でのみ見られる。

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