ヒクイナ ( Ruddy-breasted crake, Ruddy crake )
| 名称(ヨミ) | ひくいな |
|---|---|
| 中分類 | ツル目 |
| 小分類 | クイナ科 |
| 形態 | イソヒヨドリとキジバトの中間くらいの大きさ。緋色のクイナの名の通り、顔から腹にかけての赤茶色が目立ち、光彩も赤い。上面は褐色で、腹部の後方は灰色と黒のしま模様が見られる。足や足指は比較的長く、赤い。ひなは全身が黒く、くちばしがわずかにピンク色。 |
| 生息種類 | 夏鳥 |
| 概要 | 【分布】 中国東部、台湾、日本で繁殖する夏鳥。国内では全国で繁殖し、主に東南アジアで越冬するが、一部は国内の中部以南で越冬するという。徳之島では春秋の渡りの個体や、夏場に繁殖している親子などが稀に見られる。 ※南西諸島には、亜種リュウキュウヒクイナが留鳥として分布するとされるが、姿では識別不能である。1~3月に見かけた個体であれば、リュウキュウヒクイナの可能性が極めて高いと思われる。 【生態】 川の周辺や湧き水の近くの草地に生息するが、警戒心が強いため姿を見るのは稀である。あまり飛ぶことはなく、人や天敵が近づくと走って草むらに隠れる。肉食性の強い雑食とされる。夏、水辺で営巣し、4~9個の卵を産み、孵化したヒナはすぐに立ち上がって自分で採餌することができる。成鳥は歩く際に、尾羽をひょこひょこ上げ下げする。昼夜を問わず「ポ ポ ポ ポ・・」や「ポ ポ ポ ポ ポポポポポポ」などとさえずる。その独特の声は昔から親しまれており、源氏物語や徒然草などにも記されている。 【島内の目撃情報】 水辺の近くの草地に潜んでいることが多いが、時折道を渡る姿が見られる。夏場、ひなが孵化すると、家族で歩いて移動し、水辺から遠い牧草地などで見られることもある。町内では、春秋の渡りの時期になると、空港の草地でさえずりが聞かれる。また、塩満団地付近や、戸ノ木を流れる南川のほとりで親子が観察されている。 |
| 観察できる場所 | 河川周辺の草地、牧草地など |
天城町の文化財、民俗、島の自然などに関わる情報を集め、公開しています。現在も様々な情報を日々登録し、拡大を続けています。古い写真、先祖から伝わる行事や昔話、貴重な農具や漁具などを調べていますが、まだまだ眠っている事物がたくさんあります。町民のみなさまが受け継がれた伝承や、お持ちの民具などがございましたら、ユイの館までお知らせいただけると幸いです。
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。

データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/yui_yakata/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/amagi_isan/
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。

データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/yui_yakata/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/amagi_isan/

