カンムリカイツブリ ( Great crested grebe )
| 名称(ヨミ) | かんむりかいつぶり |
|---|---|
| 中分類 | カイツブリ目 |
| 小分類 | カイツブリ科 |
| 形態 | カラスと同大で首が長く、カイツブリとしては国内では最大種、世界的にも二番目に大きな種である。雌雄同色とされ、夏羽ではその名の通り、頭頂部には黒い冠羽があり、側頭部から頬の下にかけてオレンジ褐色や黒の飾り羽がある。首や背、翼の上面は濃い褐色で、首、腹ともに白い。冬羽では冠羽は小さくなり、背側が暗褐色、腹側は白くなり、全体的にモノトーンに見える。幼鳥では、頬から首にかけて暗褐色の帯が2本入る。足ゆびにはそれぞれ大きなひれがあり、弁足(べんそく)と呼ばれる。 |
| 生息種類 | 留鳥 |
| 概要 | 【分布】 ユーラシア大陸の中南部、アフリカの一部、オーストラリア、ニュージーランドなどに分布し、3亜種に分かれているとされる。国内では九州以北では冬鳥だが、琵琶湖をはじめ本州の河川や湖沼で局地的に繁殖している。徳之島では11月~翌5月にかけて散発的に見られる。 【生態】 湾内や河口、イノー、ため池などで採餌する。足指が木の葉のように広がった弁足を使って潜水し、魚やエビ、カニ、昆虫などを食べる。比較的、警戒心は薄い。徳之島では、一ヵ所にとどまることなく、すぐに移動してしまうようだ。休む姿勢は独特で、左右どちらか首をひねってたたみ、そのひねった方向とは逆から首の根本へくちばしをねじ込んで保温する。ひねった方向が重くなり斜めに浮いた状態となって、水中にはひねった方向と同じ方の足のみのため、休んだ状態では片足で水をかいて移動する。さらに、水上にあり羽毛の中にたたんだ足はきゅうくつなようで、時折伸びをする。 【島内の目撃情報】 天城町では、松原西区を流れる港川、トリトリデッキ周辺(満潮時)、湾屋川で記録がある。ほか、徳之島町の大瀬川、伊仙町の伊仙中部ダムでも観察されている。渡来は多くなく、数年に1羽といったところ。 |
| 観察できる場所 | 満潮のイノー、流れの穏やかな川、ため池やダム |
天城町の文化財、民俗、島の自然などに関わる情報を集め、公開しています。現在も様々な情報を日々登録し、拡大を続けています。古い写真、先祖から伝わる行事や昔話、貴重な農具や漁具などを調べていますが、まだまだ眠っている事物がたくさんあります。町民のみなさまが受け継がれた伝承や、お持ちの民具などがございましたら、ユイの館までお知らせいただけると幸いです。
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。

データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/yui_yakata/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/amagi_isan/
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