カンムリカイツブリ夏羽(浅間、2010年5月)

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カンムリカイツブリ ( Great crested grebe )

名称(ヨミ)かんむりかいつぶり
中分類カイツブリ目
小分類カイツブリ科
形態カラスと同大で首が長く、カイツブリとしては国内では最大種、世界的にも二番目に大きな種である。雌雄同色とされ、夏羽ではその名の通り、頭頂部には黒い冠羽があり、側頭部から頬の下にかけてオレンジ褐色や黒の飾り羽がある。首や背、翼の上面は濃い褐色で、首、腹ともに白い。冬羽では冠羽は小さくなり、背側が暗褐色、腹側は白くなり、全体的にモノトーンに見える。幼鳥では、頬から首にかけて暗褐色の帯が2本入る。足ゆびにはそれぞれ大きなひれがあり、弁足(べんそく)と呼ばれる。
生息種類留鳥
概要【分布】
ユーラシア大陸の中南部、アフリカの一部、オーストラリア、ニュージーランドなどに分布し、3亜種に分かれているとされる。国内では九州以北では冬鳥だが、琵琶湖をはじめ本州の河川や湖沼で局地的に繁殖している。徳之島では11月~翌5月にかけて散発的に見られる。

【生態】
湾内や河口、イノー、ため池などで採餌する。足指が木の葉のように広がった弁足を使って潜水し、魚やエビ、カニ、昆虫などを食べる。比較的、警戒心は薄い。徳之島では、一ヵ所にとどまることなく、すぐに移動してしまうようだ。休む姿勢は独特で、左右どちらか首をひねってたたみ、そのひねった方向とは逆から首の根本へくちばしをねじ込んで保温する。ひねった方向が重くなり斜めに浮いた状態となって、水中にはひねった方向と同じ方の足のみのため、休んだ状態では片足で水をかいて移動する。さらに、水上にあり羽毛の中にたたんだ足はきゅうくつなようで、時折伸びをする。

【島内の目撃情報】
天城町では、松原西区を流れる港川、トリトリデッキ周辺(満潮時)、湾屋川で記録がある。ほか、徳之島町の大瀬川、伊仙町の伊仙中部ダムでも観察されている。渡来は多くなく、数年に1羽といったところ。
観察できる場所満潮のイノー、流れの穏やかな川、ため池やダム

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