小さなイソマツの花

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イソマツ ( No English name )

名称(ヨミ)イソマツ
形態大きくても丈は30センチ程度だが木である。ごつごつした幹が、マツに似ている。葉は環境によるが、10センチくらいまで伸びる。先が丸くて太く、へらのような形で、それぞれが放射状に延びるが、地面からあまり立ち上がらない。花茎(かけい)は数センチ~30センチほどに細長く伸びながら枝分かれし、さらにその先にいくつかの小さな花をつける。花は直径5ミリ前後でピンク、花びらが5枚に見えるが、円筒状になっている。
概要ウコンイソマツの変種。ウコンイソマツは名の通り花が黄色い。基本変種ながら分布は狭く、奄美大島~沖縄諸島と、台湾の蘭嶼(らんしょ)に生息するとされる。

【分布】
伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、奄美群島、宮古諸島から台湾にかけて分布。徳之島では、石灰岩の海岸で見られる。

【生態】
低木の多年草で、潮風のあたる岩場の隙間などに生える。厳しい環境では大きくならず、花茎も数センチと短い。8~10月ごろにかけて、小さなピンクの花を多数咲かせる。

【島内の目撃情報】
天城町内では、与名間から千間(大津川)にかけ、石灰岩の磯で見られる。冬場、北西からの風当たりが強いためか、株は小さい。周辺では、キク科のモクビャッコウが見られる。

※徳之島はほとんどイソマツしか見られないが、ごく一部の海岸にはウコンイソマツが生息している。

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