キツネノオ(ヨナマビーチ)

キツネノオ

名称(ヨミ)キツネノオ
形態やや青みの強い緑色をした枝を伸ばす、枝サンゴに似た藻類。細い繊維状の細胞糸で構成された枝は、フェルトに似ている。高さは10センチ前後のものが多い。本種にやや似ているカイメンソウは、枝は平たく、あまり上に伸びず、這うように伸びる傾向にある。
概要※本種は、水草のフサモ(キツネノオ)でなく、海藻類のキツネノオである。島で人気の海藻、オーサ(ヒトエグサ)も同じアオサ藻綱で、遠い親戚にあたる。

【分布】
西太平洋の亜熱帯~熱帯でサンゴ礁が発達する海域、国内では奄美群島以南、国外では中国南部、台湾、ベトナム、フィリピン、スマトラ島、オーストラリア北部、ソロモン諸島などで見られる。徳之島では、サンゴ礁周辺の浅い海底で見られる。

【生態】
サンゴ礁周辺の浅い砂礫や、死んだサンゴの海底に生える。身近に生える藻類だが、あまり調査されておらず、生態は不明な点が多い。

【島内の目撃情報】
天城町内では、ヨナマビーチの死んだサンゴの周辺で見られる。
観察できる場所サンゴ礁周辺の浅い砂礫の海底

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