サボテングサ(ヨナマビーチ)

サボテングサ ( Watercress Alga )

名称(ヨミ)サボテングサ
形態※サボテングサは藻類で、十数種が知られているが、生育環境により形状が異なり、形状による判別が困難な場合があるため、ここではサボテングサ属をまとめ、サボテングサとして掲載する。

丈は10センチほどで、大きいものは20センチを超えるという。鮮やかな緑の葉状部は肉厚で、小さなウチワサボテンのような形である。その一部に、白い石灰質を付けている。英名にあるWatercressは、葉状部の形をクレソンに見立てている。
概要【分布】
太平洋やカリブ海、地中海など世界中の暖海で見られ、国内でも南西諸島で普通に見られる。一部の種は伊豆半島周辺以南に分布する。

【生態】
一見、サンゴなのか植物なのか判りづらいが、アオサ(ヒトエグサ)などと同じ緑藻の一種。水深50メートルまでの浅い海の砂地や砂礫に生える。近年の研究で、雌雄異株の有性生殖を行うことがわかっている。

【島内の目撃情報】
天城町内では、ヨナマビーチの浅い砂礫に生える。

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