オオアマミテンナンショウの仏炎苞(ぶつえんほう)
オオアマミテンナンショウ
名称(ヨミ) | オオアマミテンナンショウ |
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中分類 | 被子植物 |
小分類 | サトイモ科 |
形態 | Yの字型にわかれた茎の先に、天狗のうちわのように、小葉が並ぶ。小葉は成長に伴って枚数が増え片側で20枚を超えることもある。花はYの分岐した中央から上へ突出し、ミズバショウやコンニャクなどサトイモ科の特徴である仏炎苞(ぶつえんほう=ハスの花びらの形をした仏像の光背)に似た形をしており、鮮やかな緑色。苞(ほう)は葉が変化し、花びらのようになったもので、身近な植物ではブーゲンビレアがある。雄花は花のついた柄が長く、雌花はY字の分岐から直接生えているように見える。雄花を含む全高は40センチを超える。 |
概要 | 【分布】 徳之島固有種とされる。従来は伊仙町のみ分布とされていたが、2018年2月に天城町でも見つかった。オオアマミテンナンショウとアマミテンナンショウの見分けは困難ながら、本種は石灰岩地域に生えるのが特徴。天城町中部以南や伊仙町の平地、台地に分布しているのが本種。種子は、最初は緑だが、熟すと鮮やかな赤に変わる。 【生態】 石灰岩地域にある、樹下などの日差しがまばらで、じめじめした湿り気の多い土地に生える。冬から春にかけ葉を伸ばし、12~3月に花をつける。受粉した雌花は、その後実を付けた株だけが残り、入梅のころには葉も枯れ、雄花はイモ状の地下茎のみとなる。そのため、雑草とともに刈り払いされても、生き残りやすい。ただし、種子が熟さないうちに刈ってしまうと、地面に落ちても発芽しない可能性がある。テンナンショウ属は一般的に、芋(球茎)が小さいうちは雄株、大きくなると雌株になるとされ、雌株になってからもコンディションが悪くなると、雄株に戻ることがあるという。 【島内の目撃情報】 徳之島三町・希少動植物保護条例によって保護されているため、記載しない。なお、条例の制定(平成26年/2014年9月1日)より前に採取し、栽培されている場合は、役場への届け出が必要である。下記の関連URLは、条例に関する情報へのリンクである。 |
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データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
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広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
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