ブラーミニメクラヘビ(細い左側が頭)

ブラーミニメクラヘビ ( Brahminy blind snake, Flowerpot snake, etc. )

名称(ヨミ)ブラーミニメクラヘビ
中分類有鱗目(トカゲ、ヘビ)
小分類メクラヘビ科
形態20センチ前後のミミズのようなヘビ。路上を動き回る姿は、つやつやした鱗と相まって正にミミズそのもの。体色には変異があり、ミミズに近い茶褐色、暗褐色が多いものの、灰色の個体も見られる。目は退化して皮下に埋もれているが、明るさを感じることができる。頭部が細く、尾が太くなり先端には円錐形の尖った鱗がある。
概要【分布】
世界中の熱帯、亜熱帯から温帯にかけて分布を広げており、原産はどこか判っていない。徳之島でも、至るところで見られる外来種。

【生態】
森林から市街地の庭の土中や、落ち葉の下に生息している。主に、アリやシロアリの卵、さなぎを食べる肉食性。ヘビで唯一、雄が存在しない単為生殖で繁殖し、梅雨時期に1~8個の卵を産むとされる。亜種ハイ(ヒャン)の餌食になっていると考えられる。捕獲されそうになり暴れる姿はミミズそっくりだが、地面を這う姿は伸縮して進むミミズと異なり、地面の突起に合わせて体をくねらせて進むためヘビらしく見える。捕まった際は、尾が頭であるかのように振る舞い、先端をチクリと押し付けながら威嚇し、頭はひたすら逃げ道を探す。

【島内の目撃情報】
小さいため目撃例は少ないが、林道や農道のみならず、県道の路上でも見られる。厳冬期以外は、夜の路上に出没する可能性がある。積極的に手で触れる必要は無いが、ミミズのように粘液質でなく比較的さらっとした感触である。
観察できる場所特定はできないが、畑のそばの路上に多い(ジャガイモ畑以外)

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