旅をするチョウ、アサギマダラ

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アサギマダラ ( Chestnut tiger )

名称(ヨミ)アサギマダラ
中分類チョウ目
小分類タテハチョウ科
形態開張すると11センチあまりになる、比較的大きなマダラチョウ。マダラチョウに共通する、黒い体に白い斑点がある。雌雄とも前翅は白地に黒い翅脈、後翅は白地に赤茶の翅脈が目立つ。前翅の裏側は先端が赤褐色で、翅をたたんで吸蜜していると、白地に赤褐色のみに見える。白い部分は半透明で、鱗粉がほとんどない。足は4本に見えるが、前脚は退化し折りたたまれている。
概要【分布】
日本国内に飛来する亜種アサギマダラは、東南アジア、中国南部、台湾からやってくると考えられる。徳之島でもセンダングサなどで吸蜜する姿が見られる。

【生態】
2,000キロ以上も渡るチョウとして知られる。国内では本州、四国、九州、南西諸島で繁殖し、冬場が寒冷な地域の個体群は南下、太平洋岸や南西諸島など温暖な地域では北上する傾向がある。幼虫はガガイモ科の植物を食草とし、アルカロイドを摂取し蓄積する。成虫になっても毒は抜けないため、天敵から身を守ることができる。

【島内の目撃情報】
食草が多い林縁や、その付近のセンダングサの多い道路沿い、草地などでも見られる。また、集落でも見かけることがある。
観察できる場所センダングサなど花の多い林道わきなど

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