クロモンガラ(猛毒パリトキシンに注意!)

クロモンガラ ( Pinktail triggerfish )

名称(ヨミ)クロモンガラ
中分類フグ目
小分類モンガラカワハギ科
形態40センチほどになるモンガラカワハギの一種。魚体は卵型に近いシルエットで、側偏している。名の通り体は黒または暗褐色で、尾びれのピンクが目立つ。胸びれは黄色く、後方の背びれと尻びれは透明で黒い縁取りがある。

※カワハギ科は鱗がなくざらざらした皮膚に覆われるが、モンガラカワハギ科は鱗がある。
概要※肝臓などの内臓に、猛毒パリトキシンを蓄積する場合があり、食中毒に注意!!! 最悪は死に至る場合がある。通常は食べないとされるが、徳之島では釣った魚は全て食べてしまうことが多いため、要注意。食味については、身に旨みが薄いため美味しくはない。

【分布】
ハワイを含む太平洋西部からインド洋の温帯、熱帯海域に分布する。徳之島では、サンゴ礁のやや深い海域で見られる。

【生態】
藻類、デトリタス(海底に積もった有機物)、ウニ、エビ・カニなどの甲殻類、ゴカイなどを採餌する雑食性。

【島内の目撃情報】
サンゴ礁の発達したリーフの外側。天城町内では、与名間より北の海岸で見られることが多い。徳之島町でも北部海域のサンゴ礁周辺で見られる。また、冷え込んだ朝、潮溜まりのなかに仮死状態で見つかったことがある。
観察できる場所サンゴ礁のやや深い場所や岩礁

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