ハマクマノミ

ハマクマノミ ( Tomato clownfish, Blackback anemonefish )

名称(ヨミ)ハマクマノミ
中分類スズキ目
小分類スズメダイ科
形態全長14センチほどになるクマノミ。雄は、雌よりかなり小さい。体は赤に近いオレンジ色で、目の後にはミントブルーと黒に縁取られた白い横帯がある。大型の雌は背が黒くなり、環境によっては全体に黒くなる場合がある。幼魚は帯が2、3本ある。小さくても帯が1本であれば成魚である。
概要【分布】
奄美大島以南、南シナ海、タイランド湾からインドネシア周辺の西太平洋に分布。徳之島では、外洋に面した岩礁に生息するタマイタダキイソギンチャクの中に見られる。

【生態】
日当たりの良い浅いサンゴ礁に生息するタマイタダキイソギンチャクに2~3匹で寄生し、外敵から身を守る。一方で、クマノミはイソギンチャクの外敵を追い払ったり、寄生虫を除去する。イソギンチャクの餌のおこぼれを食べたり、時にイソギンチャクを食べてしまうこともある。雄から雌へ性転換することがあるが、必ずしも雄性先熟でなく、性分化せずに成長する場合もある。徳之島で見られる可能性のある6種のクマノミのうち、もっとも気が強く、観察しやすい。

【島内の目撃情報】
外洋に面した岩礁のタマイタダキイソギンチャクに見られる。天城町内では、犬の門蓋やヨナマビーチのリーフの外側など。大型の雌は気が強いため、カメラを向けても逃げにくい。
観察できる場所浅いサンゴ礁、岩礁に生息する、タマイタダキイソギンチャクの中

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