アマミアカガエルのつがい

アマミアカガエル ( Amami Brown Frog )

名称(ヨミ)アマミアカガエル
中分類無尾目(カエル)
小分類アカガエル科
形態雄は4センチ、メスは5センチほどのカエル。体色は淡褐色から暗褐色、赤褐色など様々、足にはやや暗色の帯がある。体色はある程度変化させられると考えられる。鼻から目、耳にかけて黒っぽく、側面がえぐれたように見える。更に目から尻にかけ体側が角張って見え、他のカエルよりシャープな印象。足には吸盤がない。
概要リュウキュウアカガエルとされていたが、2011年に奄美大島や徳之島など奄美群島産が別種となった。

【分布】
奄美大島から徳之島にかけて分布する固有種。徳之島では森林やその周辺で見られる。

【生態】
鳴のう(鳴くときに膨らませる部分)がないため、高く細い声でキョッ・キョッ・キョッ・・・と比較的ゆっくりと鳴く。森林内の地上で昆虫やクモなどを捕食する肉食性。繁殖期は真冬の12月~明くる1月ごろ、池などに透明のゼリー状物質につつまれた卵を多数産む。

【島内の目撃情報】
森林とその周辺の湿地や池、林道の側溝などで見られ、平地の集落周辺では見られない。他のカエルに比べると、見る機会が少ない。
観察できる場所林道や側溝、池の周辺

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