リュウキュウコメツキガニ

リュウキュウコメツキガニ

名称(ヨミ)リュウキュウコメツキガニ
中分類エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど)
小分類コメツキガニ科
形態甲幅、甲長とも1センチほどの、ころっとした小さなカニ。体色はぬれた砂色に似た褐色と、暗褐色のまだらで砂礫に似た色合い、腹は白っぽい。眼柄(がんぺい)≒目の根元の棒の部分はやや長い。本土のコメツキガニととても似ている。
概要長らく本州のコメツキガニと同種とされていたが、2010年に琉球列島の固有種となった。

【分布】
琉球列島のみに分布し、徳之島では河口周辺の砂礫地で確認されている。

【生態】
砂泥に含まれる有機物=動物の死骸や植物のかけら、プランクトンなどを砂泥ごと口に含み、こしとって食べる。その際、口の上に砂団子ができ、それを落としながら採餌を続けるため、周囲に小さな砂団子が多数見られる。コメツキガニと同様に、雄は雌にアピールする際、両方のはさみを同時に上げ下ろし、米つきのようなウェービングをすると思われたが、今まで見かけられたことはない。

【島内の目撃情報】
天城町内では、岡前川津辺の前川、南川の河口の砂礫地で見られ、周囲にはベニシオマネキやオキナワハクセンシオマネキも見られる。
観察できる場所汽水域にある、泥の少ない砂礫地
生息地のGoogleマップURLhttps://goo.gl/maps/LpwSzsB7dsp
関連URLhttp://www.fiddlercrab.info/u_dussumieri.html

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