ケヤリムシの一種

ケヤリムシの仲間 ( Feather duster worms )

名称(ヨミ)ケヤリムシ
中分類ゴカイ類(多毛類)
形態※本項は、ケヤリムシの種の同定が困難なため、ケヤリムシの仲間として記載する。

体長は10センチ前後になる。体はチューブ状の棲管(せいかん)に納まっており、鰓(えら)が変化した鰓冠(さいかん)を花びらのように広げるている。
概要【分布】
世界中の暖海に生息し、国内では紀伊半島以南で見られる。

【生態】
ゴカイの仲間だが、巣穴(棲管)から出ることはない。棲管は砂や砕けた貝殻でできている。鰓冠には目のような器官があり、何かに触れたり光の急変などを感知すると、スッと引っ込めることができる。ケヤリムシ目に共通する鰓冠は、呼吸とともに水中の微生物を捕らえ、消化器官へ送り込む機能を果たす。環境が悪化すると、巣穴から出て移動することもできる。

【島内の目撃情報】
天城町では、ヨナマビーチに散在する石や砂の上に見られる。
観察できる場所リーフ内の石や砂の上

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