ウミアメンボ(つがい)

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ウミアメンボ

名称(ヨミ)ウミアメンボ
中分類カメムシ目
小分類アメンボ科
形態体長5ミリほどの小さなアメンボ。体は卵型に近い丸みがあり青白い灰色。幼虫~終齢幼虫は比較的細身で、灰色地の背に十字のような模様がある。幼虫と成虫とは各々別種に見えるほど見た目が異なる。脱皮直前・直後は、茶色や黄褐色をしている。

※ウミアメンボと、外洋性のツヤウミアメンボ、センタウミアメンボは酷似しているが、外洋性のため徳之島周辺で見られることはなく、台風など海が荒れた後で打ち上げられる程度と考えられる。
概要カメムシ目アメンボ科、ウミアメンボ亜科に属する種で、海面で生活する。

【分布】
詳しくは不明だが、国内の太平洋岸から、熱帯に広く分布すると考えられる。徳之島では波静かな内湾や漁港、イノーで見られる。干潟になったときも、小さな水溜りなどに分散して見られる。

【生態】
3月~10月に発生する。素早く水面を移動し、水面を漂ったり、落水した昆虫やクモの生体や死がいを捕らえ、体内を液状に溶かして吸う。あるいは、海面を漂流する魚や陸上動物の死骸なども、同様に溶かして吸うと考えられる。内湾の岩場などに産卵するようだ。

【島内の目撃情報】
天城町内では、松原漁港から浅間にかけてのイノーで見られる。特に、満潮時にトリトリデッキ下のよう壁の角では、群れていることがしばしばある。カメムシ科であることgから、なんらかの匂い成分を出すことで集合している可能性がある。セイタカシギや、稀に飛来するアカエリヒレアシシギが好んで食べる姿が観察されている。

 
観察できる場所漁港やイノーなど、比較的広い内湾
生息地のGoogleマップURLhttps://goo.gl/maps/GGdJrbmE21A2

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