ナマコマルガザミ

ナマコマルガザミ ( Sea cucumber crab )

名称(ヨミ)ナマコマルガザミ
中分類エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど)
小分類ワタリガニ科
形態甲幅1.5センチほど。ワタリガニ科に特徴的なイチョウ型の甲羅をしている反面、最も後の歩足(第5脚)がひれ状ではない。色彩は明るい地色に濃いパターンや、その逆もあって多彩。おおむね白、黄、茶、紫を基調とし、ツートーンに見える複雑な迷彩柄をしている。
概要【分布】
太平洋からインド洋の温帯から熱帯に広く生息する。徳之島では、砂地に生息するジャノメナマコで見つかることが多い。

【生態】
ジャノメナマコやクロナマコなど大型のナマコにしがみついたり、口や肛門の中で生活している。宿主のナマコをつまんで食べたり、外に出て海藻やデトリタス(落ち葉など植物のかけら等)も食べる雑食性。ジャノメナマコの表面のくぼみに片方ずつはさみを差し入れて固定し、フリークライミングのように移動する。繁殖のときもナマコから離れることは無い。

【島内の目撃情報】
大型のナマコを裏返すと、時折観察される。天城町内では、ヨナマビーチに生息するジャノメナマコで見られるチャンスがある。
観察できる場所ヨナマビーチ

PageTop