トクノシマトゲネズミ(目は黒いが、ストロボで光っている)

トクノシマトゲネズミ ( Tokunoshima spiny rat )

名称(ヨミ)とくのしまとげねずみ
中分類ネズミ目
小分類ネズミ科
形態大きさは、一般的なネズミと同大に感じられ、集落などにいるドブネズミに比べると丸く見える。歩き方が一般的なネズミのように左右交互に足を出さず、ウサギのように前足と後ろ足を交互に出してピョコピョコ歩くため、歩き方で容易に区別できる。硬い棘は、針状(円筒)でなく外側に開いた細い舟形のような形をしている。
概要国の天然記念物。
以前はオキナワトゲネズミ、アマミトゲネズミの2亜種に分類されていたが、2006年にそれぞれが固有種として記載され、徳之島産はトクノシマトゲネズミとなった。 アマミトゲネズミと、トクノシマトゲネズミの性染色体はXY型でなくX0型。ただし、オスもメスもX0であり、従来のXY、XX染色体による性とは異なる遺伝情報により性を実現しているという。

【分布】
徳之島のみに生息し、主に森林や林道で見られる。

【生態】
不明な点が多い。主に夜行性と考えられるが、森林内では日中に見られることもある。木の実や昆虫などを食べる雑食性。天敵のハブなどから身を守るため、1m以上ジャンプすることがある。

【島内の目的情報】
夜間の林道で見られることが多い。
観察できる場所主に林道

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