ソリハシセイタカシギ

ソリハシセイタカシギ ( Pied Avocet )

名称(ヨミ)そりはしせいたかしぎ
中分類チドリ目
小分類セイタカシギ科
形態セイタカシギより大きい。頭から尾羽までは、キジバトよりやや大きいズアカアオバトくらいの大きさ。白黒はっきりした羽毛、先だけが反り返った長いくちばし、細長く青みがかった水かきのある足が特徴。雌雄同色。
生息種類旅鳥
概要【分布】
アジア、ヨーロッパ、アフリカで局所的に繁殖し、暖地に移動して越冬する。国内には少数が飛来する旅鳥もしくは冬鳥。台湾や緯度が同じ先島諸島では、毎年越冬する。徳之島には、毎年ではないが1~5羽で飛来する。最も近い中央アジアの繁殖地でも、2500キロあまり離れている。

【生態】
上に反ったくちばしの先の部分を、砂泥底の表面や表層をなすりつけるように動かしエビなどの甲殻類やゴカイなどを探す。細く薄いくちばしを用いて柔らかな砂泥で採餌するため、田んぼの無い徳之島では、好適地がとても少ない。シギ類にしては珍しく足に水かきがあり、水上を泳いで移動することができる。成熟には、2年以上かかるとされる。

【島内の目撃情報】
天城町総合運動公園周辺の干潟や戸ノ木団地北側を流れる南川に渡来し、1年のうち7、8月をのぞく月に記録がある。2021年秋以降、渡来の頻度、羽数が増えている。数日の短い滞留の後、渡去することが多い。ほか徳之島町の丹向川河口、諸田池にも飛来することがある。過去には、沈砂池でも観察されている。
観察できる場所やわらかい砂泥の干潟や河口、および沈砂地
関連動画https://drive.google.com/file/d/0Bz9RA7q_36_zVXFBNWhrNFZGRzA/view?usp=sharing

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