リュウキュウツバメ

リュウキュウツバメ (Pacific Swallow)

名称(ヨミ)りゅうきゅうつばめ
中分類スズメ目
小分類ツバメ科
形態スズメくらいの大きさ。亜種ツバメに似ているが、いわゆる燕尾が短く、腹が灰色である点が特徴。額から胸にかけて赤茶色、頭から背、翼や尾羽は青い光沢のある黒であるところは、亜種ツバメと共通である。
生息種類留鳥
概要【分布】
国内では奄美群島以南の留鳥。インドから東南アジア、オセアニアまで広く分布する。

【生態】
「キリリリリ」「フィ、フィ」と鳴く。威嚇するときは強く「ピー、ピー」と鳴く。家や小屋の軒先、橋の下などで繁殖し、亜種ツバメと違って気が荒いため巣に近づく人間に対し、鳴きながら突進し威嚇する。一定の水辺を往復しながら、カなど飛んでいる小昆虫を採餌することが多い。また、飛びながら水を飲んだり、水浴びすることもある。

【島内の目撃情報】
繁殖期には集落内で見られるが、それ以外の時期は池やダム、川など小昆虫が多い水辺に移動する個体が多い。ツバメは足が退化し、ほとんど歩くことはないが、ぬかるみや干潟で営巣するための巣材の土を集める際には地面を歩く。

なお、春秋には通過するコシアカツバメ、また夏鳥として亜種ツバメが飛来する。
観察できる場所繁殖期には集落や橋の周辺、それ以外では池やダム、川の周辺。

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