カワセミ(雄)

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カワセミ (Common Kingfisher)

名称(ヨミ)かわせみ
中分類ブッポウソウ目
小分類カワセミ科
形態くちばしが長く、頭が大きいものの、体の大きさはスズメくらい。頭から翼、尾羽にかけて青緑の金属光沢があり、渓流の宝石と呼ばれる所以(ゆえん)となっている。目の周りや腹はオレンジ色で、足は赤い。くちばし以外は雌雄同色。雄のくちばしは黒く、雌は上が黒、下が赤いため見分けやすい。幼鳥はくちばしがやや短く、全身がくすんだ色合いである。
生息種類留鳥
概要【分布】
インドから東南アジア、日本にかけて留鳥として分布する。北海道やロシア北東部など北方で繁殖する個体は、越冬のため南下する。徳之島では留鳥で、池や川、海岸に生息する。別亜種も含めると中東からアフリカ、ヨーロッパまで広く分布するが、南北アメリカ大陸には居ない。

【生態】
ピッキュイーと鳴きながら直線的に飛ぶ。浅いところにいる魚やタナガ(テナガエビ)、カニなどを、枝の上や上空に空中停止した状態から突進して捕る。捕った餌は、足場の枝や石などに叩きつけ、骨を折ったり、やわらかくしてから丸呑みする。梅雨のころ、水辺に近い切り立った土手に穴を掘って営巣する。縄張り意識が強く、繁殖期以外は雄雌関係なく争いが絶えない。争いでは、互いが近づいて枝などにとまり、体を細長くして頭を上下させ、おじぎのような動作を続ける。それで勝負がつかない時は、激しい噛み付き合いとなる。

【島内の目撃情報】
三京川など山奥の川から、上名道池などの池、犬之門蓋の海岸、松原から浅間にかけてのイノーまで、餌がいる水辺の近くであれば、どこでも見られる。濁ったり、風波で水中が見えにくいところでは狩りをしない傾向がある。草木の茂った池よりは、トリトリデッキ周辺などの海岸や、秋利神川や港川、徳之島町の万田川や大瀬川など開けた河川の河口近くが見やすい。
観察できる場所とまって水中を見下ろせる石や枝のある池、川、海岸

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