アマミルリモントンボ雄の正面(三京、6月)

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アマミルリモントンボ

名称(ヨミ)あまみるりもんとんぼ
中分類トンボ目
小分類モノサシトンボ科
形態体長5センチ前後で、青と水色が目立つい大型のイトトンボ。雌雄異色。雄は複眼は青く、上部は黒い。胸は鮮やかな水色で背は黒く、腹は上部が黒っぽく、下部は淡褐色や水色で、節の後端が三角状に突出しているので、目盛りのように見える。雌は複眼は青や青緑で、上部は雄同様に黒い。胸は水色や黄緑で背は黒く、腹は背側が暗褐色で、腹側は淡褐色。個体によっては、雄と同じく腹側の淡褐色が三角状に突出し、目盛りのように見える。都合、雄と青っぽい雌が交接している場合、うっかり雄2頭に見えてしまうことがある。

※イトトンボとはイトトンボ亜目に属する種を示す場合と、イトトンボ亜目イトトンボ科のみを示す場合がある。

※イトトンボのことを英語ではdamselfly(ダムゼルフライ)と記し、若い女性、お嬢さんなどを意味する古いフランス語のdemoiselle(ドゥモエアゼル)に由来しています。
概要※本種は、沖縄諸島に分布するリュウキュウルリモントンボの亜種とされ、八重山諸島には亜種マサキルリモントンボが分布する。

【分布】
奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島で見られる固有亜種。徳之島では、森林内を流れる渓流や林道わきの沢などで見られる。

【生態】
森林内や林縁で、わずかに流れる澄んだ沢に生息し、平地の開けた水域ではほとんど見られない。成虫は、梅雨のころから初秋のころにかけて発生する。産卵は、水中のみならず、周辺の湿った枯葉などにもすることがある。ヤゴのころは水中の小昆虫、幼虫などを捕食し、成虫になってからも小昆虫などを捕食する肉食性。

【島内の目撃情報】
通常、森林内の流れの遅い沢や小川で見られるが、町内では三京分校北東側、三京林道わきを流れる三京川、その岸際の岩陰にできるよどみで見られる。奄美大島や沖縄島に比べて小河川や沢が少ないため、より流れの速い清流にも適応している可能性がある。ほか、林道や林縁を通る道路のわきにあふれ出ているような、小さな沢やその周辺でも見られる。

 

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