ナガサキアゲハの雌(徳之島町、8月)

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ナガサキアゲハ ( Great Mormon )

名称(ヨミ)ながさきあげは
中分類チョウ目
小分類アゲハチョウ科
形態開張すると12センチを超え、モンキアゲハ、オオゴマダラに次ぐ、国内最大級のアゲハチョウ。雌は雄より大きく、雌の翅(はね)には、灰色や白い部分が多く、南方産ほど白っぽい部分が多くなり、遠目にも目立つ。(ただし、台湾以南では白の部分が減少していく)対して雄の翅は表面はほぼ黒一色で、青く光ることがある。裏面は、付け根と後翅の後部の一部に赤い部分がある。雌雄とも、アゲハの特徴である尾部突起が無いため、他のアゲハと見分けられる。(稀に有尾型が見られる)
概要※和名の由来は、江戸時代後期にシーボルト(医師・博物学者)が最初に長崎で捕獲したため、とされる。

【分布】
江戸時代には九州から南方に生息していたが、現在では関東以南に産するようになっている。徳之島では、林道や集落で見かける。

【生態】
幼虫はクロアゲハやシロオビアゲハ同様に、ミカン科の葉を食べて育つ。成虫は花の多い民家の庭を訪れて、吸蜜することもある。

【島内の目撃情報】
成虫は、ミカン科の果樹がある地域や、センダンの花が咲いている林縁、花の多い庭先などに飛来する。町内では、外来のゴマダラカミキリによりミカン科の木が激減したため、数が減っているが、松原登山道や、当部集落などで見られる。
観察できる場所食草となるミカン科果樹の周辺

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