スネナガエビの群れ(松原漁港、6月)

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スネナガエビ

名称(ヨミ)すねながえび
中分類エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど)
小分類テナガエビ科
形態体長4センチ前後になる小型のエビ。体は透明で、腹部の中間あたりの背側に2つ、尾部近くに1つの黒点があるのが特徴。長い第2触角は白く、目立ちやすい。同じスジエビ属のエビとよく似ており、捕獲しない限り屋外観察での見分けは難しい。
概要【分布】
インド太平洋の亜熱帯~熱帯の汽水域に広く分布するようだ。大西洋では記録されていない。国内では、奄美大島以南の河口域、マングローブ水域などで見られ、徳之島でも、流れの緩やかな河口や、河口近くの内湾にある干潟、漁港などで見られる。

【生態】
遊泳性のエビで、泥のある砂地を好み、南西諸島のマングローブ水域ではもっとも一般的なエビのひとつ。干潟では、潮が引くと砂泥底に潜って過ごし、満潮とともに姿を現す。河口域では、昼間は主に石の下などに潜んで、主に夜間に行動すると思われるが、河口近くの漁港では日中でも普通に見られる。肉食性の強い雑食で、小さな甲殻類、魚類、貝類や、その死骸を食べるようだ。

【島内の目撃情報】
町内では、松原漁港、トリトリデッキのすぐ下で見られるが、ウミアメンボが現れるような温かい時期に限られる。松原漁港では、潮位に関係なく見られるようだが、トリトリデッキ下では、潮位が低いタイミングで見られることが多く、ウミアメンボの群れの下に集まることがある。また、渡り鳥のヘラサギ類により、干潟で本種が捕食されている様子が観察されている。

※釣り用の生餌として利用されるほか、素揚げなど食用にされることがある。

観察できる場所トリトリデッキ周辺の満ち潮時、松原漁港の岸壁など
生息地のGoogleマップURLhttps://maps.app.goo.gl/fL3jZSCANhrKYaENA

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