スネナガエビ
| 名称(ヨミ) | すねながえび |
|---|---|
| 中分類 | エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど) |
| 小分類 | テナガエビ科 |
| 形態 | 体長4センチ前後になる小型のエビ。体は透明で、腹部の中間あたりの背側に2つ、尾部近くに1つの黒点があるのが特徴。長い第2触角は白く、目立ちやすい。同じスジエビ属のエビとよく似ており、捕獲しない限り屋外観察での見分けは難しい。 |
| 概要 | 【分布】 インド太平洋の亜熱帯~熱帯の汽水域に広く分布するようだ。大西洋では記録されていない。国内では、奄美大島以南の河口域、マングローブ水域などで見られ、徳之島でも、流れの緩やかな河口や、河口近くの内湾にある干潟、漁港などで見られる。 【生態】 遊泳性のエビで、泥のある砂地を好み、南西諸島のマングローブ水域ではもっとも一般的なエビのひとつ。干潟では、潮が引くと砂泥底に潜って過ごし、満潮とともに姿を現す。河口域では、昼間は主に石の下などに潜んで、主に夜間に行動すると思われるが、河口近くの漁港では日中でも普通に見られる。肉食性の強い雑食で、小さな甲殻類、魚類、貝類や、その死骸を食べるようだ。 【島内の目撃情報】 町内では、松原漁港、トリトリデッキのすぐ下で見られるが、ウミアメンボが現れるような温かい時期に限られる。松原漁港では、潮位に関係なく見られるようだが、トリトリデッキ下では、潮位が低いタイミングで見られることが多く、ウミアメンボの群れの下に集まることがある。また、渡り鳥のヘラサギ類により、干潟で本種が捕食されている様子が観察されている。 ※釣り用の生餌として利用されるほか、素揚げなど食用にされることがある。 |
| 観察できる場所 | トリトリデッキ周辺の満ち潮時、松原漁港の岸壁など |
| 生息地のGoogleマップURL | https://maps.app.goo.gl/fL3jZSCANhrKYaENA |
天城町の文化財、民俗、島の自然などに関わる情報を集め、公開しています。現在も様々な情報を日々登録し、拡大を続けています。古い写真、先祖から伝わる行事や昔話、貴重な農具や漁具などを調べていますが、まだまだ眠っている事物がたくさんあります。町民のみなさまが受け継がれた伝承や、お持ちの民具などがございましたら、ユイの館までお知らせいただけると幸いです。
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。

データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/yui_yakata/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/amagi_isan/
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