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三京の線刻画

名称(ヨミ)ミキョウノセンコクガ
中分類線刻画
小分類時代不詳
所在地天城町三京
時代・年代不明
遺産概要【位置と環境】
 三京の線刻画は、徳之島のほぼ中央に位置する三京集落に所在しており、集落で三京坊主と呼ばれる、仏像の脇に安置されている、人頭大ほどの礫に線刻画が描かれている。
 現在、三京の線刻画は秋利神川沿いにあるフネムケチヂ(船迎え山)と呼ばれる丘陵の中腹に置かれているが、元々は、丘陵の頂部に据え置かれていたとされる。

【調査経緯】
 天城町教育委員会による戸森の線刻画調査の一環で、三京の線刻画の拓本の作成や、実測が行われている。

【概要】
 三京の線刻画は、花崗岩質の人頭ほどの礫に、四角形の中に、×と+を充填させたような線刻画や、抽象的な線刻画が認められ、母間の線刻画第4の石に描かれている線刻画と類似する。
 徳之島島内の線刻画は船形刻画や弓矢形刻画のいずれかが描かれる共通性を持つが、三京の線刻画にはこれらが描かれていない。
文献・資料〈参考文献・資料〉
●県埋蔵文化財情報データベースhttp://www.jomon-no-mori.jp/kmai_public/
●天城町教育委員会1991年『天城町の文化財をたずねて』天城町教育委員会社会教育課
●天城町教育委員会2015『戸森の線刻画』
●第2回三京集落文化財協議録
●木村政昭1986年「徳之島産山中にみられる正体不明をの線刻画」『沖縄文化』67号
●徳洲新聞社1972『徳洲新聞』第1459号

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