エリグロアジサシ ( Black-naped tern )
| 名称(ヨミ) | えりぐろあじさし |
|---|---|
| 中分類 | チドリ目 |
| 小分類 | カモメ科 |
| 形態 | ヒヨドリほどの大きさで、コアジサシと同大の小柄なアジサシ。全体に白く見え、くちばしのつけ根から目を通り後頭部に至る、黒く特徴的なラインが目立つため「エリグロ」の名を有する。ツバメのような、シャープに二叉した尾羽も特徴。コアジサシの冬羽と酷似するため注意が必要。 |
| 生息種類 | 夏鳥(渡鳥) |
| 概要 | 【分布】 太平洋東部~インド洋西部の島しょや岩礁で繁殖するとされるが、局所的に繁殖するらしく定かでない。南西諸島には夏鳥として渡来し、奄美群島でも人の住む地域から地続きでない岩場や、無人島で繁殖する。徳之島では、稀に通過する個体が見られる程度。 【生態】 海上で、小ぶりな魚類や甲殻類を捕食するとされる。奄美群島の無人島へ飛来し、繁殖している。 【島内の目撃情報】 奄美大島周辺の無人島で繁殖しているため、春秋の海岸で見られることがある。2009年の夏、高釣(たかつり)の海岸で繁殖し始めたが、残念ながら台風通過のため失敗してしまった。 ※幕末の風物を記した南島雑話によると、シマグチで本種のことをイキユン、あるいはスリカキ、シャク。目の上に眉のような黒い部分があり、その美しさから美女の眉を「イキユンノ眉」と賞するとか、漁師はイキユンが渡来すると豊漁になると述べた、などと記されている。一方、現代のシマグチでイキユンは、アジサシ全般を示すようだ。 |
天城町の文化財、民俗、島の自然などに関わる情報を集め、公開しています。現在も様々な情報を日々登録し、拡大を続けています。古い写真、先祖から伝わる行事や昔話、貴重な農具や漁具などを調べていますが、まだまだ眠っている事物がたくさんあります。町民のみなさまが受け継がれた伝承や、お持ちの民具などがございましたら、ユイの館までお知らせいただけると幸いです。
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。

データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/yui_yakata/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
https://yui-amagi.sakura.ne.jp/amagi_isan/
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