1巻 p.092-093

ページ概要横須賀市坂本横穴羨道内彫刻ニ付テ
含まれる遺跡・寺院等坂本横穴/井田横穴群
遺跡・寺院等の所在市町村横須賀市
登場人物(記載ママ)小松眞一
記載年月日大正13(1924)年5月9日
翻刻[判読不可は■][P.092]
㐧8號穴   半バ破壊サレアリ。巾高サ共約5F
㐧7號穴   入口小ニシテ入レズ 㐧一号ト大サ同ジ程ナリ。
㐧6號穴   入口開キタリ。羨道玄室ノ別認メラレズ
羨門 巾 4.4F 115cm
玄室 巾 7.9  高 4.6  奥行 9.10
㐧5號穴   先年余ガ開口セリ 別ニ他物ノ発掘サレタルナシ 長9.2(235) 巾6.5(166) 高3.7(94.6)
㐧4號穴   入口小ニシテ入レズ先年ハ開口シ居ザリキ 同大。
㐧3號穴   㐧七號穴ノ右側天井ヨリ入ルベシ
羨門部開口セズ 外部ヨリミトメラレズ。
㐧2號穴ヨリ2.6F×2.10Fノ随円ニヨリ通ズ 岩ノ厚約2F 岸壁ノ落チテ通ゼルモノトハミトメラレズ 内部暗クシテ不明 先年開キタルコトナレド以前人頭骨発掘サレシタメ村民等ガ発掘セルモ他ニ何モナカリシトイウ
㐧2號穴   当横穴群中特筆スベキモノ、羨道ト玄室トノ別 ワズカニ認メラル、
羨道 巾4.6F(118) 高3.7(94.6) 長3.0(77cm)
玄室 巾10.2(258) 高5.0(128) 長16.2(415)
最モ大ナルモノナリ。中央部天井落チテ居ル。先年×部発掘ノ際ハ イハヒベ土器(ムシロ瓦器ニ近キ)赤素焼片、人骨(焼キタル)刀剣片、アサリ貝殻出タリ 上部ヨリ寛永通宝二三出タリ。

[P.093]
㐧1號穴 巾5.11
     高6.3 161cm
     長8.5
㐧七號穴ト続キアリ、
㐧七號穴ヲ主墳トセバ㐧六、㐧八號ハ倍墳トミラルヽ形ニアリ。

横須賀市坂本 横穴羨道内彫刻ニ付テ(大正十三年五月九日)
1、横穴
坂本の坂を下らずに左方水道トンネルの方へ行き右方をみれば山を切崩して宅地としたるところに一横穴の口が大きくみられる。
これが彫刻ある横穴である。
過去のことを聞くにもと坂の左方は一大関(池)をなしてゐて この横穴の下方にはちょろちょろ流れがあったといふ。而して三十年程も以前にはこの横穴に乞食等が住してゐたさうだ。今横穴内のすゝけてゐるのはその為だらう 右方四間程のところにもう一穴あった痕がある 奥壁と右壁との一部分が残ってゐる。この横穴の方は山を崩すまで埋まってゐたのだといふ。

[P.092とP.093の間に貼付]*縦書
拝啓
過日は失礼しました。
〔著作権保護のためマスキング:小松眞一氏からの手紙本文〕
四月廿八日
東大人類学教室にて
小松眞一
赤星直忠様

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[翻刻者(所属は翻刻時)]
大竹 創(慶應義塾大学文学部 民族学考古学専攻2年)
千葉 毅
[翻刻日]2021年2月20日
記載資料の現在の所蔵機関
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ノート所蔵機関赤星直忠博士文化財資料館

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