加藤吉右衛門

制作/生産地・窯・作者名(よみ)かとうきちえもん
生年不詳
没年1853

略歴・解説

 瀬戸の窯元大松窯、吉左衛門の長男で家業を継いだ。民吉は弟にあたる。享和3年(1803)には、尾張藩の援助もあって、染付磁器専用の丸窯を築いている。瀬戸村の庄屋加藤唐左衛門と協力して、染付磁器の改良を図るなど、瀬戸焼の発展に功績をあげたことにより、藩から苗字帯刀を許され、染付取締役となっている。京焼の磁祖ともいういべき奥田穎川の門下の一人とされ、頴渓と号した。多くの名品を世に送り出しており、後に代々吉右衛門を名乗った。

略歴・解説は『瀬戸—かく焼き繋ぎ 江戸時代の本業と新製』(2018、愛知県陶磁美術館)より

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