鈴木治

制作/生産地・窯・作者名(よみ)すずきおさむ
制作/生産地・窯・作者名(英語)SUZUKI Osamu
生年1926
没年2001

略歴・解説

鈴木治(1926-2001)は、千家十職の永楽善五郎の工房で轆轤職人をつとめていた鈴木宇源治の三男として京都に生まれました。京都市立第二工業学校窯業科を卒業後、海軍航空隊の整備兵として入隊しますが、戦後、本格的に陶芸の道に入ります。1946年、当時新進気鋭の陶芸家であった中島清を中心に結成された「青年作陶家集団」に入りますが、この集団の発展的解消により、1948年に八木一夫、山田光らと前衛陶芸家集団「走泥社」を結成します。走泥社の活動は、戦後の陶芸における新しい造形分野の確立に重要な役割を果たしました。八木一夫亡き後は、山田光とともに走泥社の中心的存在としてグループを牽引する一方、走泥社50周年という記念の年に解散という大きな決断を創立同人の山田光と下し、現代陶芸に大きな提言を果たしました。

(略歴・解説は『泥象 鈴木治の世界 —〈使う陶〉から〈観る陶〉、そして〈詠む陶〉へ―』図録(2013-2014、日本経済新聞社)より)

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