永楽保全/永楽善五郎(十一代)

制作/生産地・窯・作者名(よみ)えいらくほぜん/えいらくぜんごろう(じゅういちだい)
制作/生産地・窯・作者名(英語)EIRAKU Hozen/EIRAKU Zengoro 11th
生年1795
没年1854

略歴・解説

幕末京焼の名工。代々土風炉師を業として、千家十職の一つに数えられる西村家の十代善五郎了全の養子となる。文政10年(1827)、了全と紀州家御庭焼偕楽園焼に出仕し、「河賓支流」の金印、「永楽」の銀印を拝領している。
作域は、交趾写、染付、赤絵、金襴手など多彩で、茶陶を中心に優品を残している。晩年には大津にあった円満院門跡御用窯湖南焼、摂津高槻藩御用窯にも招かれた。陶器師を兼ね一時永楽姓を名乗るが、西村姓に戻る。十二代和全の時、永楽姓にかわり永楽家初代となる。

(出典:『磁器の技と美―有田そして瀬戸へ―』(1998、愛知県陶磁資料館/瀬戸市))

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