正木惣三郎

制作/生産地・窯・作者名(よみ)まさきそうざぶろう
制作/生産地・窯・作者名(英語)MASAKI Souzaburo
生年1801
没年1850

略歴・解説

尾張藩士。後に六左衛門と改名。二百石取り、御小納戸役、奥之番ならびに焼物懸などを務め、銀製「祖母懐」の印を預けられるほど信任を得ていた。また十二代藩主斉荘のころ、御庭焼に関与したことも知られている。作品は茶碗・香合など小型の茶器を得意としており、黄瀬戸風の作域が多い。香合などには細かい細工を施した小人物像などをあしらっており、茶人や愛陶家に珍重された。息子・半治郎(1827-79)は後に伊織と改名し、共に作陶した。一般に前者を「正木」横印、後者を「正木」縦印とされるが、さらに整理の必要な時がある。

(出典:『名古屋のやきもの―茶どころに華ひらく陶芸文化―」1995、愛知県陶磁資料館)

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