井上良斎(二代)

制作/生産地・窯・作者名(よみ)いのうえりょうさい(にだい)
制作/生産地・窯・作者名(英語)INOUE Ryousai 2nd
生年1845
没年1905

略歴・解説

二代井上良斎(1854-1905)
二代良斎は瀬戸の名工、二代川本治兵衛の子として生まれ、明治8年(1875)に初代良斎の養子(井上治兵衛)となった。同28年、第四回内国勧業博覧会に、《磁製岩上鷹置物》、《磁製瑠璃白絵花瓶》を出品、褒状受賞(治兵衛名)。東京国立博物館所蔵の《彩磁紫陽花香炉》に代表される釉下彩画による磁器制作においてとくに優れた技倆を示した。同33年のパリ万国博には日本代表委員の一人としてフランスへ渡る。博覧会終了後セーブル製陶所で学び、さらにイギリス・ロシアを歴訪して帰国するが、体調を崩し、留学の成果を発揮する間もなく数年後死去。
参考:『明治前期産業発達史資料 勧業博覧会資料』

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