川本半助(六代)

制作/生産地・窯・作者名(よみ)かわもとはんすけ(ろくだい)
制作/生産地・窯・作者名(英語)KAWAMOTO Hansuke 6th
生年1844
没年1905

略歴・解説

愛知県瀬戸で、江戸時代後期から明治時代にかけて、六代にわたって陶磁器を製造した窯屋の六代目。四代半助の長男に生まれる。初代は明和7年(1770)に陶器の製造を開始、二代の時、文化元年(1804)に磁業に転じた。六代は、文久4年(1864)、五代半助(初代川本桝吉)から家業を継承。その後、伝習した法に、さらなる改良を加え、輸出用染付磁器製品などを製造。明治14年(1881)、井上延年とともに瀬戸美術研究所を起立。渡辺幸平、小栗令祐などに師事して新たな時期研究を行い黒・茶の色釉薬を開発する。陶彫や透かし、陽刻などを施した美術的磁器も創出した。同年、桝吉とともに商社「瀬戸磁工社」を設立するなど半場に面も力を注ぐ。同32年(1899)の「陶器商報」で、大日本陶業百傑に選出される。

略歴・解説は『万国博覧会と近代陶芸の黎明』(2000、愛知県陶磁資料館・京都国立近代美術館)より

この作者の資料一覧[全12件]

件ずつ表示

PageTop