略歴・解説
瀬戸に生まれる。本名は寿三三、寿山は兄。「土の風景社」同人として参加、藤井達吉と出会い、以降、藤井が亡くなるまで師事する。1945年藤井達吉に導かれ小原村の芸術家村「小原総合芸術研究会」に入り、総合芸術研究をする。1947年瀬戸に戻り、作陶活動を再開する。1987年瀬戸市指定無形文化財「陶芸 練り込み技法」の保持者認定を受ける。《練込 開》(no.66)に用いられている練込とは、異なった色の土を重ね合わせ揉み込み、生まれる文様を装飾技法としたものである。ある時、双鶴の練込作品を見た各務鑛三に褒められたこともきっかけとなり、双鶴は練込技法に専念し、これを極める。
略歴・解説は『瀬戸陶芸の黎明-創作の源流を辿って-』(2018、愛知県陶磁美術館)