鉄地銀象嵌円頭大刀蒲郡市権現山古墳出土
| 分類 | 県指定 |
|---|---|
| 種別 | 考古資料 |
| 所在地 | 蒲郡市栄町 蒲郡市博物館 |
| 所有者 | 浦郡市 |
| 指定年月日 | S59.3.30 |
| 時代 | 古墳 6世紀後半 |
| 詳細解説 | 本資料は昭和17年ごろ、蒲郡市清田町木森所在の権現山古墳(円墳)から出土し、同町の石山神社に奉納されていたものである。 刀身はほぼ完全に近い形で残存しており、全長は75cm程に復原される。円頭形柄頭は茎から分離した状態で発見され、刀身には無窓の鍔とはばき(はばき)とが着装されている。 X線透視調査により、円頭柄頭、鍔、はばき(1)の各部分に銀象嵌(ぞうがん)(2)による装飾の施されていることが確認され、保存処理が行われた。円頭柄頭には、六角形の頂点に円文を置き、3本一組の平行直線で繋いで亀甲状の区画を配し、その内部に両翼を大きく広げた1羽の鳥が表出する。諸貫孔のある区画には、孔をとり囲むように唐草文風の波状文が配されている。この単鳳亀甲けい文は鮮明に表現されており、全国的にみても類例の数少ないものである。 鍔の表裏両面には唐草文風の図文、また鍔縁には波状文が、さらにはばきにも渦状文が象嵌されている。柄頭、鍔、はばきに同様な銀象嵌装飾を施す例としては、島根県松江市岡田山一号墳出土品があり(3)、本品と極めて良く似ている。文様構成はほとんど同じであるが、亀甲区画内には双鳳が配されている。おそらく同じ工房で製作されたのであろう。両者ともに年代は6世紀後半代とみられ、古墳時代の卓越した象嵌技術を示す好資料である。 【注】 (1)はばき刀剣の刃・棟区にはめこんで、刀剣が抜けないように締めておく金具 (2)象嵌 金属・陶器などの表面に模様を刻んで金銀などをはめこむこと。 (3)島根県教育委員会『出雲岡田山古墳』1985 参考文献 愛知県『愛知県史』資料編3 古墳 2006 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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