安永七年尼崎城石垣櫓修補願図

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安永七年尼崎城石垣櫓修補願図

資料名(ヨミ)アンエイシチネンアマガサキジョウイシガキヤグラシュウホネガイズ
大分類市内の指定文化財
中分類尼崎市指定文化財
小分類有形文化財
種別歴史資料
指定日平成31年(2019)3月19日
所蔵者尼崎市
別名
数量1鋪
時代/年代安永7年(1778)
所在地尼崎市南城内10-2 尼崎市立歴史博物館あまがさきアーカイブズ
解説安永7年(1778)12月、膨らんできた尼崎城の石垣6箇所の修理と、土台からねじれた兵庫橋櫓の建て直しを、尼崎藩が幕府に願い出たときの図面です。
平成6年(1994)、大類正久氏から尼崎市立地域研究史料館に寄贈されました。
尼崎藩は宝暦7年(1757)と安永2年にも大規模な石垣修理を願い出、工事を行っていました。安永3年に大風・高潮被害が発生したことから、追加の修復工事が必要になったものと思われます。
江戸時代における城の工事は幕府の制御下におかれ、新規工事の禁止と修復工事の許可制が厳格に適用されていました。各藩にとって城の修復は必要不可欠であることから、その許可申請は藩の存続にも関わる重要事項として慎重に行われました。
この絵図とは別に、前年の安永6年8月付の同内容の絵図が残されており、こちらは幕府の検閲を受けるために提出された伺い図と見られます。幕府から文言の修正を指示されながら、1年以上かけて本図の出願に至ったと考えられます。
城の修復工事の申請方式はまだ不明な点が多く、本図と関係資料からその申請経緯がわかるほか、尼崎城修復をどのように行ってきたのか、その歴史的背景を伺うことができる貴重な資料です。
東西99.5cm、南北95.5cm
指定目録等参考データ

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