ヨンキント、ヨハン・バルトルド

作者名(ヨミ)ヨンキント、ヨハン・バルトルド
作者名(英語)JONGKIND, Johan Barthold
出身地オランダ
生年月日(西暦)1819
没年月日(西暦)1891

略歴・解説

ブーダンとともに印象派の先駆者にあげられる。ロッテルダム近郊に生まれ,ハーグ美術学校に学ぶ。1846年奨学金を得てフランスに留学し,風景画をイザベイに師事し,各地の風景を描く。62年には腐食銅版画協会会員となり数多くの版画作品を発表。62年から65年にかけてオンフルールに滞在し,ブーダン,モネ,ボードレールらと出会う。この時期,デルフトを描いたフェルメールの風景画やコローの風景画を思わせる精緻な作品を描いている。78年からはサンタドレスに滞在して,主にその地の山岳風景や雪景色を描いて暮らした。晩年はアルコール依存症になり,グルノーブルの病院で殺した。1860年代に滞在したノルマンディーでモネやブーダンと親交を結び,初期の印象主義を予感させる,明るい外光描写を取り入れた素早い筆遣いで,後に印象派と呼ばれる多くの画家に影響を与えた。マネは彼を「近代風景画の父」と評し,モネは「師」と呼んだ。

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