ルソー、ピエール=エティエンヌ・テオドール

作者名(ヨミ)ルソー、ピエール=エティエンヌ・テオドール
作者名(英語)ROUSSEAU, Pierre-Etienne Theodore
出身地フランス
生年月日(西暦)1812
没年月日(西暦)1867

略歴・解説

バルビゾン派の指導者的な風景画家。はじめ新古典主義派の画家レモンとティエールに学び(1827-29)、オランダ17世紀絵画を特に研究する。この頃すでにフォンテーヌブローの森で写生を試みている。1831年に前年のオーヴェルニュ滞在の成果を示す風景画でサロン初入選。カンスタブルとボニントンに魅せられ、ブルターニュに赴く。その後サロンに出品するが落選を続け「落選王」の名を受ける。1833年にバルビゾンを訪れ、1836年には当地に定住。朋友J.デュプレと制作にはげむ。改革後のサロンに帰り咲き、1849年には一等賞を得る。1852年にレジオン・ドヌール勲章を授けられ、その名声は1855年のパリ万国博において13点の出品と特別室を与えられたことでますます高まる。ルソーのスタイルは暗いトーンのうちに、細い筆のタッチでうつろう光や大気を表現する点に特徴があり、節くれだった古木のある森を好んで描いた。晩年はミレーと厚い親交を結び、日本美術にも関心を抱いていた。

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