支柱を立てる(木版画)

のりのできるまで4・支柱を立てる(木版画)

作成年月日(和暦)昭和33年
作成年(西暦)1958
作成者・差出人浦安小学校5年6組
形態
資料群名安藤弘氏寄贈浦安小学校関係資料
文書番号2-4
公開解説昭和32年度の浦安小学校5年6組(担任:安藤弘氏)の児童が共同制作した9点の連作木版画のうちの1点で、それぞれの大きさは、39cm×49cm。
安藤弘氏の当時の指導案(当館所蔵「図画科学習指導案」)によると、社会科で「浦安の漁業」をとりあげた際に、子どもたちが「海苔漁業」について具体的には知らないということがわかり、海苔養殖の生産過程を題材に木版画づくりを行った。6名ずつの班に分かれ、班ごとに話し合いを行って、共同で下絵を描き、その下絵を6枚に切断して、各人が彫り、最後に彫ったものを台紙に再びはりあわせて、一枚の版画に仕上げた。この場面は、海苔網を張るため、竹の支柱を海に立てているところ。
この学級では、6年生に進級した際、卒業記念作品として、大型木版画「市場の朝」(当館2階企画展示室前に常設展示)を制作している。
平成27(2015)年10月31日~12月6日、担任の安藤弘氏と当時の卒業生からなる実行委員会との共催で、企画展「1957~1966 東葛地区(浦安・流山・松戸) 児童木版画作品展」を開催した。その後、実行委員会では、展示した作品の解説や、会期中に行った対談・座談会の内容、来場者から寄せられた声などをまとめて『1957~1966 東葛・松戸 児童木版画作品展の記録』を刊行(非売品)。当館または、浦安市中央図書館にて配架しているので、詳細はそちらを参照のこと。
キーワードノリ 海苔 子供 子ども 教育 浦安小学校 昭和30年代 

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