第六三六〇号 船鑑札 二間

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第六三六〇号 船鑑札 二間

作成年月日(和暦)
作成者・差出人千葉県
形態金属片(縦9cm×横6cm)
資料群名内田実弥家文書
文書番号A-1
公開解説旧江戸川の渡し舟(渡し船)の船鑑札と思われる。表面は「第六三六〇号 船鑑札 貮間 千葉県」と刻まれており、裏面には「内田弥五郎」と墨書きされている。
浦安と対岸の葛西との間では、互いに耕地を持つ人がいたことや親戚関係がある場合も多かったため、人々の往来は盛んで、浦安橋ができるまで(昭和15年架橋)は、渡し舟が利用されていた。堀江村と葛西村との間を渡す「堀江の渡し」は、明治維新前に堀江の内田平次郎が船頭を雇って始めたものであるという。平次郎が亡くなった後は、当時17歳の長男、弥五郎(明治元年生まれ)が跡を継ぎ、常時2,3人の船頭を雇って営業していた。明治43年(1910)から、渡しの営業は町の入札制となった。

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