惟馨 周徳

作家情報名(ヨミ)いけい しゅうとく
作家情報名(英語)IKEI Shūtoku
国籍日本
生年月日(西暦)****/**/**
生年月日(和暦)不詳
没年月日(西暦)****/**/**
没年月日(和暦)不詳

略歴・解説

雪舟の有力門人の一人。号は惟馨とされる。狩野永納『本朝画史』は、周徳が等薩に付与した山水図に策彦周良(1501-79)年の賛があることを述べ、そこには周徳が山口の雪舟画房・雲谷庵の二代目庵主になったことが記されるが、傍証に欠ける。しかし近年、永正9(1512)年の年記をもつ作品が見出されたことで、雪舟没後まもない16世紀初頭に活動していたことが判明し、この雲谷庵二代目庵主説が信憑性を帯びてきた。玉澗風の溌墨山水図を遺しており、雪舟流を正統に継承した画家といえる。さらに真体山水図や礼拝像的な仏画、花鳥画もこなしており、幅広い画技を有する専門画家としての側面も窺える。朱文重廓方印「周徳」が基準印である。

この作家情報の作品一覧[全3件]

件ずつ表示

PageTop