古信楽焼 蹲(うずくまる)

所蔵草津市
解説中畑遺跡(草津市矢倉・西矢倉・草津町)/草津宿場町遺跡(草津市草津)出土・室町時代前半

近世の東海道に面する中畑遺跡と草津宿場町遺跡の重複地から出土したもので、「蹲(うずくまる)」とよばれる古信楽焼の壺です。焼き物の側面から外形が、人がうずくまり丸まっている姿に似ていることから、この呼び名が使われています。
室町時代前半の信楽焼は実用的なものではなく、貴重な嗜好品として当時の有力者が入手し、使用したものと考えられます。

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