胸飾

ME. No.857
資料分類名装身具 Ornament
現地名kapkap
素材シャコ貝、べっ甲、ガラス製ビーズ、貝製ビーズ、銅貨
L.(㎝)6.5
W.(㎝)6.5
H.(㎝)-
地域区分メラネシア Melanesia
推定収集地1ビスマルク諸島 アドミラルティ諸島/Bismarck Archipelago, Admiralty Islands
推定収集地2ビスマルク諸島 ニューアイルランド地域/Bismarck Archipelago, New Ireland
収集者小嶺磯吉
寄贈者松江春次
執筆者1黑川由紀子
解説1 貝製円盤は慶應大コレクションに含まれる他のカプカプに比べ小型である。表面は滑らかに磨かれ光沢がある。茶色の鼈甲製円盤には幾何学文様帯が2層の同心円を成すように表現される。1層目には半円状のモチーフが4つ彫刻されているが1つだけが大きく、円形の空間が不均等に分割されている。貝製円盤と鼈甲製円盤を固定する植物繊維製撚糸の先には、80cmのビーズ紐を輪状にした懸け紐が2本付属している。1本は青・白色ビーズを不規則に通したもので、もう1本は主に白色ビーズで赤・青色ビーズを2個ずつ不規則に通したもので末端に青銅製のボタンが取り付けられている。
過去に出品された展覧会「語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション」(慶應義塾大学三田キャンパス図書館新館1F展示室、2015 年1月9日~2月7日)
「ANIMARTIFACT-時空を越える動物-」(慶應義塾大学三田キャンパス図書館新館1F展示室、2019年1月18日~2月9日, 2月22日~3月7日)
本資料の掲載書籍南の會 1940 『ニウギニア土俗品図集(下)』南洋興発株式会社、p.22 資料番号91 第5図 1
山口徹監修 山口徹・安藤広道・佐藤孝雄・渡辺丈彦編 2015『語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション』
慶應義塾大学文学部民族学考古学研究室 2019『ANIMARTIFACT-時空を越える動物-』 p.6
土俗品図集No.91

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