久米桂一郎

作家名(よみ)くめけいいちろう
作家名(英語)KUME Keiichiro
生地佐賀城下八幡(佐賀市)
生年1866
没地東京
没年1934

作家解説

佐賀市に生まれる。1886年渡仏し、黒田清輝と共にラファエル・コランに師事し、1895年に帰国して天真道場を開いて、和田英作や岡田三郎助などを指導した。久米はコランを通して印象主義を学び、日本に伝えた。明るい色彩の使用と光に対する強い関心は、コランなどのアカデミスム系の作家による折衷的なものであったが、外光派と呼ばれて、日本においては清新なものとして受け入れられた。この傾向は、1896年東京美術学校に西洋画科が設けられ、白馬会が結成されるに及んで大きな潮流となった。この傾向は、弟子の和田や岡田等に受け継がれ、日本洋画の確固とした一つの流れとなった。1898年東京美術学校教授となり、ほとんど制作することはなく、美術教育・行政に専念した。

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