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屏風の前の日本女性

作家名コンスタンチン・テレスコヴィッチ Konstantin TERESHKOVITCH
制作年1966-67年
技法、素材油彩、画布
寸法80.9×59.9
分野絵画(海外)
所蔵作品登録番号FO196900002000
解説印象派風の明るい色彩と筆触で、屏風の前に立つ和服姿の女性を描いた室内風景である。日本的なものが主要なモチーフとなっているが、この作品にどことなく違和感を感じるのは、女性像が小さすぎるからであろう。あるいは水鳥が描かれた屏風が大きすぎるのかもしれない。画面奥の扉は西洋風なので、これも違和感を感じる要素となっている。テレシュコーヴィチは 1950年代から60年代にかけ多くの国々を旅行しており、オリンピックの開催年に開催地を訪れていることが多い。オリンピック開催年の1964年には東京を訪れており、帰路に香港、カンボジア、タイに立ち寄った。こうした旅行では多くのスケッチを残しており、この作品も日本滞在中に描いたスケッチをもとに制作されたものと思われる。

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