カワニナ

カワニナ ( No English name, A species of freshwater snail )

名称(ヨミ)カワニナ
中分類巻貝類
小分類川、池の巻貝(カワニナ、タニシなど)
形態殻高2~3センチほどの細いタニシのような巻貝。殻はやや長い涙滴型で、暗褐色や緑褐色など変異がある。ただし付着物がなければ、殻自体は白い。殻に収納した軟体を保護するための蓋を持つ。
概要【分布】
東アジア、日本国内をはじめ中国や朝鮮半島、台湾に分布する。徳之島では、川や一部の湧き水などで見られる。

【生態】
比較的流れの遅い川に生息する。ある程度家庭排水があっても耐えるが、汚染が進むと死に絶えてしまう。石についた藻類、落ち葉、浮遊するデトリタス(細かな有機物)などを食べる雑食性。タニシ科は、卵胎生で卵でなく稚貝を産むことが知られている。

【島内の目撃情報】
天城町内では秋利神川水系の三京川や西阿木名・下原、伊仙町では小原海岸の湧き水で見られる。

※島内においては、地域によっては稲作とともに定着した可能性もあるが、下原洞穴遺跡(西阿木名)では6,000年前ごろの地層から出土していることから、本土分布と同様に大陸から分断される以前から分布していたと考えられる。
観察できる場所湧き水や、農薬などで汚染されていない川の中流

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