トリトリデッキ

トリトリデッキ ( Toritori-deck Observation blind )

中分類観察施設
遺産名(ヨミ)とりとりでっき
資産概要2013年3月末に完成した野鳥観察デッキで、周辺で観察された野鳥は180余種に及ぶ。干潟のほぼ全域を見渡す天城町総合運動公園の角地を活かし、最小直径で多くのフィールドスコープ(野鳥観察用・望遠鏡)を設置できる変形14角形を採用している。子供から大人まで利用しやすい高さの観察窓を備え、木材の風合いを活かしながら、台風など島の厳しい気象に耐えるよう鉄骨も併用した構造となっている。干潟の概要、観察の要点などを解説した説明板、および屋外野鳥図鑑を併設。近接する天城町B&G海洋センター事務所で、フィールドスコープと双眼鏡の無料貸し出しも行っており、本格的な野鳥観察ができる施設である。説明板や案内板には、干潟に飛来する希少種クロツラヘラサギのキャラクターを配し、子供や女性にも親しみのあるデザインを採用している。運動公園周辺では、奄美群島初記録のインドハッカやタカサゴモズが発見されており、希少な渡り鳥の観察にも適した環境を備えている。

なお、隣接する干潟では、国内では数少ないクロツラヘラサギが越夏(えっか)する場所である。また、運動公園側では、季節によってヤツガシラをはじめホシムクドリやカラムクドリ、森林や林縁を好むルリビタキ、ミヤマホオジロ、ムジセッカなども見られることがある。

また、夏場は野鳥のみならず、甲殻類のシオマネキ類や、内湾に生息する昆虫ウミアメンボなども観察できる。

★トリトリデッキ周辺に渡来している野鳥の最新情報は、下記の関連URLからアクセスできる。
関連URLhttp://jmapps.ne.jp/amagi/det.html?data_id=5827

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