ヒメアマガエル

ヒメアマガエル ( Okinawa Rice Frog )

名称(ヨミ)ヒメアマガエル
中分類無尾目(カエル)
小分類ヒメアマガエル科
形態雌は3センチ、雄は2センチほどしかない小さなカエル。体は平たく、背側は褐色で中央に暗色の班が入り、体側と腹側は灰色。前足は短めで、後ろ足は太い。独特の体型は、鼻先は尖り頭は小さく、腹から後ろ足にかけて大きいため、アンバランスな印象を受ける。
概要【分布】
日本固有種で、奄美群島から先島諸島にかけて分布する。徳之島では、森林や平地の草の茂った地域で見られる。

【生態】
小さく扁平な体を活かし葉の下などに潜むので、とても見つかりにくい。主にアリを食べる肉食性とされる。鳴のう(鳴くときに膨らませる部分)が体に比べて大きく、想像以上に大きな声でコロロロ・コロロロと鳴く。オタマジャクシはわだちの水溜りなどでも見られ、リュウキュウカジカガエルのように底を泳がず、中層を泳ぐ。

【島内の目撃情報】
繁殖地である湿地や池の周辺で、春から秋の雨や雨上がりなど高湿度のタイミングで鳴くため探しやすい。ただし、ハブには要注意である。
観察できる場所湿度の高くなった時の湿地や池の周辺

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